水晶は、昔からその硬さと透明性、神秘性により貴重なものとされてきました。現在でも、アクセサリーや占いの玉として、広く一般にも知られています。
19世紀後半、水晶の圧電効果と安定した機械振動の関係が発見され、通信システムの周波数を選択、制御するキーデバイスとしての重要な役割を担うようになってきました。
人工水晶（アズグロン・SiO2）は、貴重な天然水晶に代え、人工的に育成されたものです。
その製造原理は、地殻内部で天然水晶が成長する過程に似た環境を人工的に再現するもので、オートクレーブと呼ばれる高温高圧器を用い、水熱合成法により製造されます。
19世紀後半、水晶の圧電効果と安定した機械振動の関係が発見され、通信システムの周波数を選択、制御するキーデバイスとしての重要な役割を担うようになってきました。
人工水晶（アズグロン・SiO2）は、貴重な天然水晶に代え、人工的に育成されたものです。
その製造原理は、地殻内部で天然水晶が成長する過程に似た環境を人工的に再現するもので、オートクレーブと呼ばれる高温高圧器を用い、水熱合成法により製造されます。
水晶デバイスとは水晶の特性を利用し、人工水晶を加工して作った電子部品のことです。
水晶デバイス（水晶振動子･水晶発振器･水晶フィルター・ＳＡＷデバイス･光デバイスなど）は、身の回りの多くの電子機器に組み込まれています。
例えば、携帯電話･パソコン・自動車･デジタルカメラ・プロジェクタ･デジタルＴＶ・時計などに広く使われています。
半導体が「産業の米」と称されるのに対し、水晶デバイスは「産業の塩」と呼ばれています。
水晶デバイスが｢産業の塩｣と呼ばれるのは、電子機器内に様々な形態で組み込まれ、その性能と可能性を引き出す効果があるからです。
近年、電子機器の小型化、多機能化が急速に進み、その主要部品である水晶デバイスにおいても、より小型で高性能な製品が求められています。
水晶振動子は、電圧をかけると振動する水晶の特徴を利用しています。
水晶の結晶に機械的に圧力をかけると、表面に電気が発生します。(圧電現象)
逆に、電気(電圧)をかけると機械的に歪を発生します。(逆圧電現象)
水晶振動子は周波数温度特性に優れ、周波数の安定性から携帯電話などの通信機器･テレビ･ビデオパソコン・デジタルカメラなど、大量の情報をすばやく処理するための基準信号として使われています。また、腕時計などの時間の基準にも利用されています。
水晶の結晶に機械的に圧力をかけると、表面に電気が発生します。(圧電現象)
逆に、電気(電圧)をかけると機械的に歪を発生します。(逆圧電現象)
水晶振動子は周波数温度特性に優れ、周波数の安定性から携帯電話などの通信機器･テレビ･ビデオパソコン・デジタルカメラなど、大量の情報をすばやく処理するための基準信号として使われています。また、腕時計などの時間の基準にも利用されています。
小型化の進む水晶振動子
